2007年09月20日

はぁ?

まぁ、何も言わないでコレを見てくれ。


東シナ海、中国開発ガス田 資金半額負担を打診 政府、権益の保護優先

東シナ海ガス田開発をめぐり、日本政府が中国側に、日中中間線付近の4つのガス田で
中国側が開発に投資した資金の半額を負担する案を打診していることが18日、分かった。
中国がすでに建設した試掘施設に資金を供与し、共同開発の形を取るのが狙いだ。
21日の日中局長級協議で正式な議題として検討される見通しだ。天然ガスの海上運搬など
日本への輸送コストが見合わない場合、日本側の取り分を中国に売却し、金銭で受け取ることも検討している。

日本側の新たな提案には、東シナ海での境界線画定問題の協議よりも、
まずは日本の権益を守ることを優先すべきだとの判断が背景にある。
このまま放置すれば、中国側の開発だけが一方的に進んで既成事実を積み上げられてしまうためだ。
また、最小限の費用負担で共同開発の実を得ることができるとの計算も働いたようだ。

提案内容は、(1)開発費用の分担で合意すれば、新規に生産する天然ガスの権利を日中双方で折半する
(2)中国側がすでに採掘した地下資源については地下構造のデータをもとに双方の配分比率を決め、
中国側が日本から買い取る−など。日本側はこの際、地下構造が日本側にまたがらない
ガス田については中国単独での開発を認める方針だ。

日本が共同開発の対象に想定しているのは、地下構造が中間線にまたがっているか、
その可能性が高い白樺(中国名・春暁)、樫(同・天外天)、楠(同・断橋)、
翌檜(同・龍井)の4ガス田だ。政府関係者によると、中国側は白樺、
樫の両ガス田で採掘施設をすでに建設。両ガス田と中国本土を結ぶ
海底パイプラインも完成している可能性が高いという。

日本の提案は、今年4月に温家宝首相が訪日した際の安倍晋三首相との首脳会談を踏まえたものだ。
会談で、双方は問題解決に向け「比較的広い海域」で共同開発を目指すことで一致。
政府間協議を加速し、秋には両首脳に具体案を報告することで合意している。

ただ、中国側は首脳会談後も4ガス田について大陸棚の自然延長論を主張し、単独開発の正当性を強調。
長期間にわたって開発資金を投入してきたことなどを理由に、
日本側が求める地下構造のデータ提供にも応じておらず、協議は難航も予想される。

【用語解説】東シナ海ガス田開発問題
平成15年8月、中国が日中中間線から4キロ中国側に入った白樺ガス田などの開発に着手。
日本政府はガス田の地下構造が中間線の日本側まで連続している可能性があるとして
情報提供と開発作業の中止を求めた。日本側は対抗措置として帝国石油に試掘権を付与したが、
今年4月の日中首脳会談で双方が受け入れ可能な海域で共同開発することが決まった。
しかし、中国側は共同開発の対象を尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺と
東シナ海北部の日韓共同大陸棚周辺とし、協議は平行線をたどっている。

9月19日8時2分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070919-00000045-san-pol


もうね、馬鹿かとアフォかと。
ガス田の建設費半分負担?馬鹿かと言いたいね。護衛艦を遊弋させて脅せば良い物を。


と思うけど、冷静な自分はこれが良いのだと言う。
ただ、コレは日本側の完璧な弱腰。
ガスやら油やらのパイプをつかって輸送させるパイプは特別なパイプが必要で、その名を

シームレスパイプ


と言う。
日本語に直すと継目無鋼管って奴です。
なぜコレが必要なのか?まぁいくつかあるのですが、基本的に理由は「深々度採掘に耐えうる」為。
浅いところの油田やガス田は基本的に採掘し尽くしたんで、次第に深い所の油田・ガス田に手をつけないといけません。(※1)
しかし、深い所にいけば必然的に高圧下の過酷な環境と戦わないといけません。(※2)
そのとき、継ぎ目があるとそこから劣化が始まります。
すなわち、経済的に掘ることもできなくなれば、物理的に掘ることも出来なくなるわけです。
6000mやらそこらでの圧力に耐えうる高品質の継目無鋼管。
そんなのは誰でも気軽にできません。んで、この高品質高強度継目無鋼管と呼ばれる鋼管を作り得るのは世界でも13社。
因みにうち、4社(新日鐵、川崎、住友、NKK)は日本企業ですが(※3)。
因みに、この日本企業がかなりの高腐食環境・高圧環境で耐えうるモノをつくっています。

で、肝心のこのガス田開発ですが。
そこまで深海とはいえないにしろ、高圧環境であることは確かで、ガス質によっては高腐食環境でしょう。
で、私の貧相な知識では、ガス田は軒並み高腐食環境だったと記憶してるんでここも例に漏れず、高腐食環境でしょう。
つまり、日本は「シームレスパイプを売らない」とすれば一気に相手を追い込めるわけです。

日本以外から買えば良いのでは?

でしょう。ですが、ここのガス田が高腐食環境だったらどうしましょう?
超高圧に耐えられるパイプが他になければ?
現在、ハイアロイで世界シェアの8割を握ってるのは日本企業なんですよねw

まぁ、逃げ道があるけれど相手に打撃を与えられます。
日本はそういった”戦略物質”(※4)というものをもう少し見直すべきでしょう、国民が。



※1
これがいわゆる「石油はあと○○年しか続かない」。
今の価格で、経済的に掘れる量が後、○○年だと言うこと。
すなわち、経済性を無視すれば伸びるわけです。
下の油田に手をつければ、金がかかる。金がかかったらOPECが値上げする。値上げしたらある程度(採掘者に)余裕がでるので別の油田を掘る。

だから何年たっても○○の数字が減らない。
そもそも、石油精製のメカニズムが解ってないのに総埋蔵量を把握できることが可笑しいのだ。

※2
高強度、高品質が要求される理由は、厳寒冷地では鉄の低温脆性の問題があって、鉄には温度が低くなると脆くなる性質があるということ。
次に掘削深度が深くなり、高温、高圧になることと、パイプを沢山つなぐ必要が出てきて、一番上のパイプには非常に大きな重量が掛かり、この圧力に耐えうるパイプが必要になるということ。
シームレスなら一本だから問題がないというわけ
パイプにかかる重量は、6000mの深さから石油を汲み出す場合、一番上のチュービングにかかる重量は外径10cmのもので200トンとかいうかな?

※3
世界的な再編成があって、現在8社ぐらい。
日本も、住友金属、JFE(川崎・NKK)、新日鐵の三社になったと記憶している。
いや、新日鐵は撤退したかな?まぁとにかく、編成によって会社が減ってるのは確か。

※4
まぁ、こういったシームレスパイプや、炭素繊維などの事。
世界的に必要であるが、技術は寡占されてるもの、と言っても良いかもしれない。
アメリカはそういったものに敏感で、航空機用エンジンとかものに戦略物質指定している。(もちろん、戦闘機用のものだが)
指定をされたら、容易に国外に出さない。もしくは信頼の置ける国にしか出さない。

これからの戦闘機には必須ともいえる技術の複合素材による翼体一体形成技術は日本のモノがぶっちぎりで優れている。
が、F−2の共同開発の際に盗まれたともいわれている。(F-35がこの技術を使ってないところを見ると嘘であろうが)
例えば、炭素繊維。これはもとの素材によってPANとPITCHに分けられる(ハズ)ですが、どちらも日本企業のシェアは大きいです。
この炭素繊維は身近なところから、航空機の主翼(ボーイングの誇る新型の機体787の主翼は炭素系複合材。製作は三菱重工、素材提供は東レ)まで幅広く使われている素材です。
ですが、多分、多くの人は知らないでしょう。
こう言ったことを国民が知っていく。
それが日本の為に成るんじゃないんでしょうか?
posted by ドゥエム伯 at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 東亜+の諸問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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